こんにちは、12Aです。
今回は2号車の前方のキャノピー(窓)が割れてしまったので、新しいものを作る過程や感想をレポートにしていきます。
キャノピーの説明や詳しいことは、1回目のレポートで書かれていると思うので、今回は写真を豊富に使いまた工夫をしながら、より分かりやすく、次の世代がこのレポートを見て制作できるように書いていきたいと思います。
次に過程です。
製作はこのような流れになっています。
①ドライヤーでメス型のフランジに合わせる
②ブリーザーファブリックを固定
③外側にシーラントテープを貼る
④10〜12分ほど加熱、真空引き、冷却
①ドライヤーでメス型のフランジに合わせる
一回目の反省は、PET板をドライヤーの熱で折り曲げた時に歪みが大きくなり、シーラントテープ(熱に強く真空にしても空気が漏れないテープ)が熱している最中にとれてしまい、不完全なまま空気を抜いたので、負担がかかった場所が白くなってしまいました。
その反省を生かすために、今回は向きを変えて挑戦することにしました。
こうしたことにより、図から見て下部のPET板が、真空にした時に引っ張られる負担が少なくなり、今回の成功につながりました。
②ブリーザーファブリックを固定
このブリーザーファブリック(薄い綿)をPET板の外側に沿わせて固定することで、真空にする際に空気の通り道ができ、全体を均等に空気を抜くことができます。
③外側にシーラントテープを貼る
(①)で説明した通り、真空にするために空気を遮断するシーラントテープを貼っていくのですが、
ここである失敗に気づきました。それは真空引きをする裏側にフィルムが貼ってあった事です。
フィルムは簡単に剥がれてしまうので、この上からシーラントテープを貼ると、弱い力で剥がれてしまいます。早めに気づけてよかったです。
あと、この作業では、どうしても浮いてしまう箇所があるので、その場合はテープを重ねて貼ることや、予め余裕を持って貼ると良いです。
④10〜12分ほど加熱、真空引き
ある程度真空にできることが確認できたら、
加熱していきます。加熱は先生がいる場所で行います。
左右と下を均等に加熱したいため、写真のように温度計を固定します。
今日は30℃を上回っていたので、そのまま熱しましたが、冬のような寒い季節だと、25℃まで温めてから加熱するようです。
詳しくは過去の先輩のレポートを参考にしてください。
詳しくは過去の先輩のレポートを参考にしてください。
そして、熱が逃げないように、メス型からヒーターに向かって扇型に耐熱ボードをセットします。
写真では分かりにくいので、図にしました。
こうすることで、熱を無駄にせず使うことができます。
その後は約12分かけて、30℃から65℃まで加熱します。左右で温度の差があるとヒーターの角度を調節し、また、随時先生に温度の報告をしました。
65℃までいくと、ヒーターを止め、真空引きというものをします。PET板が熱で柔らかい状態で真空にし、メス型の型をとるものです。
今回は前回の反省を活かして負担のかかりにくい形にしたことで、綺麗に空気を抜くことができました。
最後に冷却して取り外せば完成です。
写真では分かりにくいですが、やや凹凸があり元の完全な透明度は再現できてないように思えます。これを三回目で改善していきたいと思います。
まとめ
今回は全く初めてのキャノピー製作なので、先生から教わったり、歴代の先輩のブログを見て製作しました。
長々となってしまいましたが、今回僕たちがしたように、このレポートをみて、次同じものを製作をする時の参考になればと思います。
参考にした先輩たちのブログです↓