どうも、Skyです。
今回は400×400mmカーボンパネルを製作しました。
このサイズは秋田大学・M野さんの20インチカーボンリムにセットアップするものです。
カーボン繊維の構成は残りの部材と強度と軽さなどをいろいろ検討しました。
M野さんからの要望は次のようになります。
まず芯材はフォーマックt10mmを使いました。
この両側にUDプリプレグカーボンを貼り付けるわけです。
以前、僕たちはWETでエポキシパテを使ってフォーマックに目地止めをしたわけですが、新たな副資材として「接着フィルム」というものを使いました。
接着フィルムを使うことによって、フォーマックとカーボン層の間がしっかりくっつくので割れづらくなるそうです。
また、UDプリプレグはこれまでの90度ではなく、60度位相としました。
つまり360度の間に4plyから6plyと枚数が多くなり、全方位からの荷重により強くなると考えました。
そして、表面スキンとして3K平織りプリプレグを最外側に積層しました。
400mmサイズの前に250mmサイズを試作したりしました。
これまでの作業経験から吸引バッグからの空気の漏れが全く無いようになったので綺麗にカーボンパネルを作ることができました。
これによって1000g以下の軽くて強いカーボンパネル&リムになりました。
学年末テスト休みの後、もう一輪とカーボンリムへの接合を頑張りたいと思います。