大会の初日の予選の日、レース序盤は試走のときと同様に走行していましたが、この日は気温も高く車内の温度も３５度以上と非常に高かったため、一週目から燃料電池が熱ダレしてきたので、２周目からはスピードを落として走行しました。
車体にはエアダクトと排気ダクト穴を開けてありましたが、小さかったため思った以上に車内に風が入らず、なかなか燃料電池の温度は下がりませんでした。
後半には少しずつ気温も下がってきましたが、前半での遅れは取れ戻せませんでした。セーブする走行でレースを終えました。
２日目の本選は、スタート場所の近くに他のチームのＦＣも並んでおり激戦が予想されました。
本選では、前日よりも気温が低く試走のときと同じような風が吹いていたため、好記録が予想されました。そして、レースが開始されました。一周目は１５分で周りました。・・・オンボード映像配信済。
試走のときよりも遅かったのですが、スタートの場所が後ろの方にあったのでそれのせいだと思っていました。
しかし二周目からも約１５分ペースで周り続けました。ＦＣの温度が上がらないように、試走のときよりも低めのワットで走っていたのでタイムが少し遅いのは理解していたのですが、レース後半、低いワットで走っていたにも関わらず試走のときよりもかなり早く電圧が下がってしまい、目標にしていた距離に届きませんでした。
走っているときには車体からノイズは聞こえませんでしたが、学校に戻ってから車体を見てみると、タイヤが擦っている部分がありそれが抵抗となってしまったのかもしれません。
しかし燃料電池部門では３位をとることができ、前年の記録を更新することができました。
前回の大会のときもＦＣには自分が乗っており、今回の大会は自分にとってＦＣに乗る最後の機会だったため今回の記録更新はとても嬉しかったです。
しかし、タイヤが擦ってしまうというアクシデントがなければ、より記録を伸ばせたかもしれないと思うと、次のＷＳＢＲ大会のときはこのようなことが起こらないように注意したいと思います。
