AKIKO Racing

秋工レーシングです! WEM2024が無事終了しました! 5年ぶりのGW期間中開催で2日間とも好天に恵まれました!! 燃料電池車として目標の10周を走行し現段階での自己新記録を達成しました!!! 水素消費量については燃料電池スタックの再調整や水素吸蔵合金ボンベの新型への換装でさらに記録は伸びると思います!!! 次は7月27日~28日の「聖地・鈴鹿」です。スプーンコーナーで「光が見える!?」ように頑張ります!!!!

F1モナコGP

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どうも、所長です(・ω・)

今週末はF1モナコグランプリですね。

伝統のモンテカルロ市街地コースに、今年はKERS・DRS・ピレリタイヤ・シューマッハが組み合わさって、ワクワクの展開になりそうです。レースが荒れるという意味で…(笑)

番狂わせはあるのか!?
今年トンネルでやらかすのは誰だ!?
シューマッハは今年もラスカスで一発芸を見せてくれるのか!?
そしてマルドナードら新人達の運命は!?

うーん、楽しみです。



…などと部活のblogでいきなりF1の話題になっちゃいましたが、実はこのF1が重要なんです。



今年の山形大会では、F1に倣って「KERS」と「DRS」を導入することを決定しました。


KERSとは、回生ブレーキによって電力を蓄え、その電力でエンジンにパワーアシストをかけて、一時的にパワーアップさせる装置です。


私たちの車両の場合は500W,DDモータと600F(ファラド)キャパシタ10本を用いたシステムです。

従来と基本的に同じシステムとはいえ、山形大会では毎年ほとんどのチームがチェーンドライブなので、回生ブレーキを使えるのは大きなアドバンテージだと思います。


そして今年から導入されたDRSです。

DRSとは、ドラッグ(空気抵抗)を低減するためにリヤウイングを可動させるシステムです。

F1マシンは非常に大きなダウンフォースを発生する反面、空気抵抗のカタマリでもあります。

つまり、空気抵抗が大きいだけに、それが減れば最高速の伸びも大きいというわけで、それを利用してレース中のオーバーテイクを増加させるために導入されたのがDRSです。

DRSは、コース上の一定区間で、前の車から1秒以内の距離にいるときに使用できます。

コースにもよりますが、DRS作動で最高速がおよそ30km/h近く伸びるようになります


DRSを導入することを提案されたときは、リヤウイング自体が不要だと思ったため、あまり乗り気ではありませんでした。

しかし、昨年はデザイン賞だけ逃してしまい、デザイン担当としては悔しい思いをしたことを思い出し、DRSを武器にリベンジを果たそうと、DRS導入について思い直し、前向きになった次第です。


というわけで、段ボールを用いて、形状およびサイズの検討をするための模型を作りました。

もちろん前例は一切ないため、全てが手探りの状態です。

可変機構もいろいろ検討中ですが、今のところはヒモで引っ張るつもりです。

今年のWEM・FC車の床下に付いていた「可変Air吸気システム」の構造を発展させたものになりそうです。


…そういえば、山形大会は全高に関する規定はなかったような…
ってことは`68年ころのF1マシンのような、1.5mくらいのありえないハイマウントウイングも…

…さすがにそれは自重します(笑)


それではまた(・ω・)ノシ