どうも、所長です(・ω・)
今週末はF1モナコグランプリですね。
伝統のモンテカルロ市街地コースに、今年はKERS・DRS・ピレリタイヤ・シューマッハが組み合わさって、ワクワクの展開になりそうです。レースが荒れるという意味で…(笑)
番狂わせはあるのか!?
今年トンネルでやらかすのは誰だ!?
シューマッハは今年もラスカスで一発芸を見せてくれるのか!?
そしてマルドナードら新人達の運命は!?
うーん、楽しみです。
…などと部活のblogでいきなりF1の話題になっちゃいましたが、実はこのF1が重要なんです。
今年の山形大会では、F1に倣って「KERS」と「DRS」を導入することを決定しました。
KERSとは、回生ブレーキによって電力を蓄え、その電力でエンジンにパワーアシストをかけて、一時的にパワーアップさせる装置です。
私たちの車両の場合は500W,DDモータと600F(ファラド)キャパシタ10本を用いたシステムです。
従来と基本的に同じシステムとはいえ、山形大会では毎年ほとんどのチームがチェーンドライブなので、回生ブレーキを使えるのは大きなアドバンテージだと思います。
そして今年から導入されたDRSです。
DRSとは、ドラッグ(空気抵抗)を低減するためにリヤウイングを可動させるシステムです。
F1マシンは非常に大きなダウンフォースを発生する反面、空気抵抗のカタマリでもあります。
つまり、空気抵抗が大きいだけに、それが減れば最高速の伸びも大きいというわけで、それを利用してレース中のオーバーテイクを増加させるために導入されたのがDRSです。
DRSは、コース上の一定区間で、前の車から1秒以内の距離にいるときに使用できます。
コースにもよりますが、DRS作動で最高速がおよそ30km/h近く伸びるようになります
DRSを導入することを提案されたときは、リヤウイング自体が不要だと思ったため、あまり乗り気ではありませんでした。
しかし、昨年はデザイン賞だけ逃してしまい、デザイン担当としては悔しい思いをしたことを思い出し、DRSを武器にリベンジを果たそうと、DRS導入について思い直し、前向きになった次第です。
というわけで、段ボールを用いて、形状およびサイズの検討をするための模型を作りました。
もちろん前例は一切ないため、全てが手探りの状態です。
可変機構もいろいろ検討中ですが、今のところはヒモで引っ張るつもりです。
今年のWEM・FC車の床下に付いていた「可変Air吸気システム」の構造を発展させたものになりそうです。
…そういえば、山形大会は全高に関する規定はなかったような…
ってことは`68年ころのF1マシンのような、1.5mくらいのありえないハイマウントウイングも…
…さすがにそれは自重します(笑)
それではまた(・ω・)ノシ