AKIKO Racing

秋工レーシングです! WEM2024が無事終了しました! 5年ぶりのGW期間中開催で2日間とも好天に恵まれました!! 燃料電池車として目標の10周を走行し現段階での自己新記録を達成しました!!! 水素消費量については燃料電池スタックの再調整や水素吸蔵合金ボンベの新型への換装でさらに記録は伸びると思います!!! 次は7月27日~28日の「聖地・鈴鹿」です。スプーンコーナーで「光が見える!?」ように頑張ります!!!!

2011WEM燃料電池部門

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どうも、所長です(・ω・)

ついにWEMが終わりました。終わってみるとあっという間でしたね。

ドライバーになるとなんだかんだで忙しくて、県内某工業高で私と同じようにエコカーレース活動をしている友人のI君に絡むヒマもありませんでした。向こうも忙しそうで…。

私からはFC車を中心にレポートをお伝えします。

まずは昨日の予選ですが、室内実験の4パターンほどのシミュレーションの中から、風量可変ファンの設定をして臨みましたが、酸素供給が追いつかずに酸欠状態になりパワーダウンし、スピードを維持出来なくなり停止&リタイアとなりました。



と、これだけだと当日のBlogと内容がカブってしまいますね。+αとしてドライバーである私の感想を・・・

とりあえず55W・28km/h巡航で110Whでのゴールを目指しスタートし(実験では1Wh=1リットルと予想したので)、最初の半周はレースらしきことができましたが、向かい風になる後半からスピードが乗らず、そのままズルズルと後退。

50Wではスピードを維持することすらできなくなりながらも、四苦八苦したあげくなんとか走りましたが、1時間持たずにストップ。

理屈的にはFCをアイドリングさせて電圧が戻れば再スタートできたはずですが、水素消費量などの正確なデータをとるためにリタイア(走行停止、計測待ち)しました。

残りの50分は路肩でトップチームのレースを眺めてましたorz

火曜日の予選走行は、そんな感じで終わりました。


そしていよいよ決勝。

予選でファンの風量が足りないことがわかったので、風量アップで酸欠対策をしました。

もちろん下位グリッドからのスタートです。

しかし、スタートダッシュを決めてコントロールラインまでにだいぶ順位が上がりました。

しかし、電力を食わないようにと考えすぎてスピードを乗せられず、ゴボウ抜かれ状態に。予定Lapより2分以上遅れ・・・(これが後で影響大となりました)


中盤からは追い風にノる感覚も分かってきたので、進角も探しながら少ない電力でアベレージ25km/h以上に乗せられるように頑張りました。

スリップストリームも利用しました。

20~35km/hというスピードでも少ない電力で加速できるのが体感できました。

他車との駆け引きがとても楽しかったです(・∀・)・・・後輩にも是非体験してもらいたい。

折り返しも 惰走 → 回生 → ターンイン → ボリューム捻りながら上乗せスイッチ立ち上がり  という一連の流れがスムーズにできるようになりました。

後半はPb車が軒並みスローダウンorストップする中、なんとか距離を延ばすためにスパートをかけました。

FCは水素と酸素が一定量供給されていれば、後半でもPbバッテリーのようにタレることはないので、余力をありったけ使って爆走しました。

8周まであと1kmのあたりで無念の時間切れ。

秋工レーシングの決勝レースにおけるFC車の自己ベストの記録となりました。

しかし、余力はまだまだありました。

H-100君の性能を使い切れればFC部門の表彰台も十分狙えただけに残念です。


とはいえ、これでいいデータがとれました。

ファンの風量をコントロールできるようにして、尚且つもっと飛ばせばH-100君を使い切れると思います。

というわけで後輩達よ、頼んだぞ。

次年度は低価格で購入できるH-100君の使用車が増え、ライバル歓迎となるかもしれませんね。


今後は7/16・17の秋田県高校生エコレース大会と7/29・30の山形・全国電動カート制作コンテストに向け新車製作活動します。

山形車は、昨年の980mm超ショートホイールベースインパクトが強すぎて、どのようにオリジナリティを出すかが悩みです・・・が、総合4連覇目指して頑張ります。(ポイントは3D-CAD導入+KARS+DRSかな?!)


関係者のみなさん、お疲れ様でした。それではまた(・ω・)ノシ