AKIKO Racing

秋工レーシングです! WEM2024が無事終了しました! 5年ぶりのGW期間中開催で2日間とも好天に恵まれました!! 燃料電池車として目標の10周を走行し現段階での自己新記録を達成しました!!! 水素消費量については燃料電池スタックの再調整や水素吸蔵合金ボンベの新型への換装でさらに記録は伸びると思います!!! 次は7月27日~28日の「聖地・鈴鹿」です。スプーンコーナーで「光が見える!?」ように頑張ります!!!!

インターンシップ~レポ2

こんにちはV8です。
今回は9月6日から8日にかけて行ったインターンシップの報告をします。僕たちは秋田県産業技術センターに行きました。
1日目は午前中に資材切断と午後に副資材切断をしました。
まず大きいロールのCFRP炭素繊維強化プラスチック)から1人600×1000㎜の大きさを切り取り0°、45°、90°、−45°の145×145のを4枚ずつ切り取りました。

そして両面にはる綾織の145×145を2枚用意しました。
用意した後は焼成をするための副資材を用意します。
材料は次の物を用意しました。
 ・バックフィルム 1000㎜    1枚
 ・ブレーサー  550㎜幅    1枚
 ・フッ素フィルム  220×220   4枚
   ・離型フィルム  145×145 、  220×220  各1枚ずつ
この切断ができて1日目は終了です。
2日目は午前中にプリプレグの積層練習をしてから本番の板に積層しました。
この時プリプレグを4枚ごとに真空引きをして終わったら1日目に切断した副資材を使いました。
焼成に使う板に離型フィルムの220×220を敷き真ん中に積層したプリプレグを付けてその上に145×145の離型フィルムを貼りフッ素テープでプリプレグの辺に接するように4辺貼りシーラントテープを包むように貼り小さな板を敷きます。
そしてフッ素フィルムで覆います。
①午後はできた①のプレートをバキュームバックにシーラントテープで包み焼成の準備をし、真空引きをして加熱して2日目を終えました。

3日目の午前はアルミの円柱パイプに350×330のプリプレグを巻き付ける作業と2日目の終わり頃から加熱したプリプレグを取り出してトリム作業をしました。        
まず円柱パイプは並行線を引き350×330のプリプレグを真ん中に付けて離型板で巻物
の要領で巻き付け熱収縮を巻き付けます。
テープで止めた後焼成をしました。

CFRP板取り出した時、僕は自分がミスしていることに気付きました。
一方の離型フィルムのテープ止めが甘く1箇所浮いていました。
ですがしっかりと焼成されていたのでよかったです。
フィルムとテープを剥がした後はトリム作業をしました。CFRP板の4辺を切断して完成です。
午後は全員分のCFRP板のトリム作業が終わるのを待つ間所内見学とパイプの取り出し
をしました。
所内見学では高性能の3D-CADとそれで作られたものを見ました。
人の歯や色付けされたバナナなどが置かれていました。
パイプを取り出した時、熱収縮フィルムが固くなっていることに驚きました。
最初は柔らかいフィルムでしたがかなり固くなっていて予想がつきませんでした。
その後アルミに傷がつかないようにフィルムを切り取りCFRPを外したら最後にパイプの両端を切断して完成です。
今回のインターンシップはコロナの影響で3年ほどできませんでした。
なので僕らは貴重な体験をさせてもらいました。
3日間という短い間でしたが自分の成長に繋げられたと思います。インターンシップを開いて下さった方々ありがとうございました。
そして秋工レーシングブログをご覧の皆様、10月にEne-1 GP MOTEGIがありますので、応援よろしくお願いします。