AKIKO Racing

秋工レーシングです! WEM2024が無事終了しました! 5年ぶりのGW期間中開催で2日間とも好天に恵まれました!! 燃料電池車として目標の10周を走行し現段階での自己新記録を達成しました!!! 水素消費量については燃料電池スタックの再調整や水素吸蔵合金ボンベの新型への換装でさらに記録は伸びると思います!!! 次は7月27日~28日の「聖地・鈴鹿」です。スプーンコーナーで「光が見える!?」ように頑張ります!!!!

WSBRドライバー’Sその3


ドライバーレポート、いよいよWSBR最終回!!

 三年間やってきて、最後のWSBRが終わりました。大会中にさまざまなトラブルがあり、昨年度よりは成績を落としてしまいましたが、落ち込んでなんかいられません!
もうすでに、次の戦いが俺をまっちょるぜ!ということで無意味にテンションの高い?takashiです。まずは今回の大会の出来事を書きたいと思います。
 初日7/20、この日は車検とスピードコンテストがありました。車検は毎度の如く最初に受けました。ブレーキテストの時に少々手こずりましたがなんとかクリアして、スピードコンテストまでの時間は車体の整備と、部のメンバー全員でのミーティング。まあそれでも時間は余るもので・・・各自、実にさまざまな行動をとっていました。俺はというと寝たり、談話したりして時間をつぶしたりなど~。そしてスピ
ードコンテストが行われる時間の45分前になりS部門ドライバーの俺と疾風、それとA部門で今回が初出場となる一年生とドライバーズミーティングに向かい、俺達がミーティングを受けている間に、そのほかのメンバーは車体を持って所定の場所に移動。
スピードコンテストは大体ゼッケンの番号順に進んでいきます。一年生は去年の三年生と同じような記録を出し、俺達のSは去年とあまり変わらない結果でした。今回のスピードコンテストは前回と多少の変更があり、助走距離が短くなっておりそんな中でも前回とあまり変わらない結果を出せたので、自分的には良かったと思っています。そんなこんなで初日が終わり、WEMでもお世話になった農業研修センターに泊
まり次の日に移ります。
 WSBR本戦当日、俺ことtakashiと疾風はS部門耐久レース、一年生はA部門マラソンに出場。その日は天気予報では雨になりそうな感じでしたが、本戦の前々日のあたりから予報が変わり、絶好のレース日和となりました。この日は前日よりも少しあわただしく、でも余裕を持って車体の最終チェックを行いレースに臨むことができ、良かったと思います。。テント内でのチェックが終わると9時位から、スタ
ート位置に移動を開始。スタート位置は結構後ろの方だったので、まぁ比較的安全な場所でたいして緊張もしなかったので良かったと思います。昨年は今年よりも出場選手が多く、ひっじょ~~~に怖い思いをしました。えぇ、それはもう・・・(´д`;)。
レースの開始時間は10時、その前には出走式がありますが、キャパシタへのプリチャージやら、上乗せキャパシタへの充電で、実際あんまり話を聞いていませんでした。なにぶんスタート位置が後ろのほうなもので。そして10時になりレース開始。
非常に良い感じにサクサクと他の車体を追い抜いていけました。追い抜いて行ったのは良かったのですが、あまりスピードが出ず、スタートで追い抜いた車体がしばらくすると次々と自分の横を・・・(´・戔`)。その後は昨年よりもいいタイムを、そして安全運転を心がけて走行しました。三週目に入り、{スタートライン~南の橋}間を走行中に、ナットが緩んでいたためステアリングのロッドエンドがいきなりはずれ、操作不能に陥り、コース脇の草むらに突っ込んでしまいました。何とかレースに復帰しました。いや、正直予想外の出来事だったので、滅茶苦茶怖かったです。この怖さをたとえるなら・・・そう、ホラー映画を夜に見たあと暗がりを歩いていて、後ろからいきなり物音がしたときのような怖さでした。「いまいち分からない?」という人は、凍った路面で車がスリップして操作不能になり道路脇に突っ込んだことを想像してみてください。ね?怖いでしょう?まぁその後運転はどうしたかというと、ロッド
エンド自体が取れたわけではなく、ロッドエンドをとめていたナットが取れただけだったので、ボルトにロッドエンドの穴をとおして手で押さえたり膝で抑えたりして走りました。実際、集中が切れたり、手や膝の力を抜くとすぐにロッドエンドが落ちてしまうので、正直いつもより疲れました。折り返し地点で集中が切れ、ロッドエンドが外れてしまい折り返すことはできたのですが、態勢を立て直すことができず、思いっきり中央分離帯の縁石にぶつかりました。そんなことがありながらも、無事ピットまで戻り車体の修理をして次のドライバーにチェンジ。俺は降りた後テント内に戻り、冷えたお茶を飲んだりして休憩。疾風(第二ドライバー)が三週目に入り最初のカーブを曲がりきろうとしたところ、突然車体が激しく揺れ、スピードを落としつつピットの前を通り過ぎていきました。原因はタイヤ自体にあったようです。そして大会が終わり、結果としてはA、S部門共に昨年よりも順位を下げましたが、いろいろトラブルがあったにもかかわらず、無事に終われたことが俺にとっては非常に良かったです。
 ここからは次の大会についての事をば。8/1、8/2に山形県の「余目」?というところで行われる「エコカートレース大会」という大会に今年から参加する事になりました。現在はその大会に向け、WSBRのS部門で使用した車体の改修作業を行っているところです。この大会のコースは昨年VTRでレースの映像を見たのですが、秋田の大潟村のコースと違い、カーブがとても多く、最小回転半径が5mほどのカーブが
いくつかあり、直線が少ないという特徴があるコースです。本格的なカートコースで走るのは初めてなので、楽しみ8割、緊張9割と行ったところです。この大会が本当に最後のレースとなるので、細かいチェックを怠らないように、準備をしていきたいと思います。
それではこの辺でtakashiのレポートを終えたいと思います。次のレポートはおそらく山形大会以降になると思いますので、そのときにまたお会いいたしましょう。ばいに~~!